今日は、
求人申込書の裏面の20欄
「求人条件にかかる特記事項」の
書き方をご紹介します。

この欄も手書きです。
6行あり、1行の長さは８７ミリです。

１文字を３ミリで書くと（小さいですが）、
約２７文字入ります。

従いまして、総文字数は、
６行 X 27文字　＝１６２文字です。

この特記事項は、
求人情報一覧の画面と印刷面にはなく、

求人票の画面と印刷面のみに
出てきます。

求人票の画面と印刷面は、
求人情報一覧と違って、
行数と文字数は同じです。

では、この特記事項は、
画面と印刷面ではどう出るかというと、

８行で、１行２７文字　で表示されます。

総文字数で言うと、
８行　X 27文字　＝２１６文字　です。

つまり、
手書きで記入する欄は６行しかないのに、
画面と印刷面では８行あることになります。

この２行の違いは、
ハローワークが何らかの記載をしたい場合の
予備のスペースではないかと思います。

例えば、私が前に見たものでは、
ハローワークが下記のスタンプを
求人申込書の特記欄におしていました。

「３６協定の特別条項有」　です。
これが何を意味するか、
お分かりになりますか？

求職者はもの文言を見たら、
応募を考えるかもしれません。

こういうものを載せたいときのための
予備スペースで２行とっているのでは
ないかと考えます。

さて、この特記事項の欄の書き方は、
次のようにしたらいかがでしょうか？

画面、印刷面では８行表せますが、
記載する場合には６行しかありませんので、
ここは６行で作成します。

ここに書く内容は、

労働条件のうち、
求職者が特に見る３項目、
賃金、就業時間、休み
を中心に記載します。

前に述べた「仕事の内容」の書き方と
同じで、

記号＋２６文字　で　６行を書きます。

例えば、
●＋２６文字
▲+２６文字
◆＋２６文字
■＋２６文字
○＋２６文字
◇+２６文字

です。

ただ、この欄を１行２７文字（記号含む）で
全部書いてしまうと、
字が小さいために大変に見にくくなります。

それで、
１，２，３行目は２０文字位
４，５，６行目は２５文字位　で

押さえて、見やすく、読みやすくします。

箇条書きで、
ポイントを求職者に見せるようにします。

箇条書きで記載する場合には、
事前に別の紙上で、
記載したらいい内容を
２６文字でどう表すかの
練習をして下さい。

校正に校正を重ねて、
文言を洗練、分かり易くしてください。


求職者は、求人端末を見る時間は
限られていますので、

ちなみに、福岡市内のハローワークでは、
１人３０分でお願いしますとの
画面にテロップが流れてきます。

この特記事項を書いていない、
もしくは１，２行という求人票を
よく見ます。

これだと、
求職者へ熱意が全く伝わらない
のではないでしょうか？

求職者は、
求人票から出てくる、
「人を採用したい」という熱意を感じて、
応募してくるのではないかなと
思います。

スカスカの求人票では、
求職者に何も伝わらないことを
肝に銘じましょう。