求人申込書3欄には、
○仕事の内容の記述欄
と
○学歴欄
○必要な経験等欄
○必要な免許・資格欄
があります。
今回以降は、
○学歴、
○必要な経験等、
○必要な免許・資格
のお話をします。
この3つの欄は、
ハローワークの端末画面では、
免許・資格しか出てきません。
次に求人情報一覧を
印刷した場合には、
○必要な経験等と
○必要な免許・資格
の２つが出てきます。
この2つは、
仕事の内容欄の右にあり、
求職者が求人情報を
チェックするにあたり、
確認のレベルが高い
内容となっていることが
分かります。
学歴は、
求人情報一覧（画面・印刷）には
出てきません。
求人票に出てくるのみです。
それでは、今回は、
「必要な経験等」を
見て参りましょう。
求人申込書では、
自由記述欄と
不問欄（縦線を引くのみ）
があります。
「必要な経験等」は
求人情報一覧表の
「画面」では出てきません。
次に、印刷した
求人情報一覧では、
仕事の内容欄の
右に出てきます。
ここの表示では、
圧倒的に、
「不問」の2文字が記載
されているのが多いのです。
求職者の目から見ると、
経験不問って
未経験でもいい
と読めます。
未経験で入社後、
仕事をきちんと
教えて貰えるものと
思います。
ところが、
未経験で入社してみると、
教育もされずに
現場に放り出される。
何か、話が違うぞと
思うわけです。
これが、
やっと入社してくれたのに、
すぐにやめてしまう原因の
一つとなります。
ですので、「不問」という表示は
なるだけ避けて、
具体的なことを
記述すべきだと思うのです。
それで、求人申込書の
必要な経験等の欄を見ると、
自由記述になっています。
では、何文字かけるのか
ということになります。
ここにも、マス目はありません。
書こうと思えば、小さい字で
何文字でも書けます。
私が試しに細かく書いてみると、
3行 X 22文字（1行）＝66文字
書こうと思えば書けます。
では、求人情報一覧を印刷した場合には
どのように出てくるか見てみましょう。
この印刷した欄には
4行 X 9文字（１行）＝３６文字
も入るのです。
では、求人票では
どうなっているでしょうか？
求人票の画面と印刷面の
行数と文字数は同じで、
３行 x ２８文字(1行）=８４文字
も入ります。驚きです。
しかし、この欄を最大に使っている
求人票を見たことがありません。
では、求人申込書の
欄でどういうように書くか、
私のお勧めは、
この必要な経験等は、
求人情報一覧の画面には
出てこないことから、
求人情報一覧を印刷して
比較するという
求職者の行動パターンを
考えて、
求人申込書の欄で、
（記号＋8文字）を３行書く
というものです。
求人情報一覧表の印刷面では
4行見れるので、
４行になるように、
求人票の印刷での欄には
3行で見せる工夫をします。
例えば、
事務職でPC操作が欲しい場合、
求人申込書で書ける3行を
1行目：★PC基本操作★
2行目：☆エクセル☆
3行目★ワード・パワポ★■未経験⇒教育有■
と書きます。
求人情報一覧の印刷面では、
3行目が、
1行当たり9文字を越えますので、
4行目に行くはずです。
そうすると、印刷面では
1行目は、★PC基本操作★
2行目は、☆エクセル☆
3行目は、★ワード・パワポ★
4行目は、■未経験⇒教育有■
となり、綺麗に表示がされます。
9文字以内で表示されるのです。
「求人票」の画面と印刷面では
どうなるかというと、
1行目は、★PC基本操作★
2行目は、☆エクセル☆
3行目は、★ワード・パワポ★■未経験⇒教育有り■
と出てきます。
求人票の印刷蘭には１行当たり
最大２８文字入りますが、
ここでは最大に使うことを諦めます。
欄に余白があって、
３つの箇条書きで見やすいうえに、
未経験者には教育が
あることを示すことができます。
「不問」なんていう
味気ない表示から、
温かみのある表示に
してみませんか？
次回は、
必要な免許・資格に
ついて書きます。
アイアイ社労士事務所
（ハローワーク求人専門）
代表 社会保険労務士:今村裕明拝
